「好き」を突き詰める

12月、京都で開催されたお菓子教室に参加してきた。

主宰は「歩粉」(ほこ)の磯谷仁美さん。母に本を贈ってもらったことをきっかけにお名前を知り、本やSNSを通じてお店のことやアメリカでの経験など、すごいなぁ、こんな人もいるんだなぁと長年思っていたら、お菓子教室を開催されているではないか。参加しない手はない、と、受付が始まると同時に下書きしていたメールを送信した。

始発の新幹線に乗り、日帰り京都のスタート。

教えていただいたのは、シュトーレンケーキ、スパイスいちじくクルミビスコッティ、バターミルクパンナコッタの3品。

今回の教室で印象に残っているのは、磯谷さんが繰り返しお話しされた「私はこれが好き」という言葉。どっしりみっちりした食感が好きなのか、フワッとした食感が好きなのか、くるみはゴロゴロした感じが好き、砂糖の種類…などなど「飽きなく 自分が好きな味」が詰まっていた。

自分が何を好きなのかによって、入れる材料や素材の刻み方を変える。当たり前のようだけど、レシピにとらわれがちな私にとって自分が何を好きか?どんな味・食感が好きなのか?に改めて視点を向けることができたのは大きな発見だった。

お菓子教室に参加するようになって感じるのは「その人が何を大切にしているか」「どう考えているのか?」を知れること。レシピや製法を直接教わることができるのにも、もちろん価値はあるのだけど。

それからもう一つ。教室には全国から参加されていて皆さん興味深い。参加者全員にお土産を持ってきてくださっている方がいたり、近隣のおすすめのカフェを教えてもらったり、美味しいおにぎり屋さんで働かれていたり、パンにもお菓子にも詳しい方がいたり。単発のお菓子教室のため、一緒に教室に参加した方々のお名前を知ることはないのだけど、まさに、一期一会。
一つの場が出来上がっているんだなぁと感じた。

あっという間に時間が経ち、電車の関係で今回お薦めしてもらった喫茶店には立ち寄ることができなかったけど、皆さんにお話しした通り、ドイツ宛ての手紙は書き終えて、京都駅近くの郵便局から差し出すことができた。

お菓子を作る機会がぐんと減ってしまっているけれど、なんとかなんとか、お菓子作りと自分をつなぎとめているところ。
次の教室も楽しみだ。

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