Easy Sunday

先週の日曜日、仕事に向かうため電車に乗っていた時のこと。
Liebe Fahrgäste, guten Morgen. Ich wünsche Ihnen wunderbaren Sonntag, easy Sunday (乗客のみなさま、おはようございます。素晴らしい日曜日になりますようにお祈りしています。リラックスした日曜日を)だったか、Wunderbaren schönen guten Morgen…. … Sonntag, easy Sunday だったか。
とても落ち着いた、静かな声で、多分初老の男性の、車内アナウンス。こんなことは滅多にないし、というか初めての経験だし、ギフトをもらったようで、とても感動した。周りの乗客も数人、もしかしたらほとんどの人が、はっと顔を上げていた。easy Sunday を強調するわけでもなく(そこだけ英語なので)、本当にさらっと言っていて、だけど、とても印象に残っている。
そのあとも耳を澄まして聞いていると、彼の運転は静かだ。Bitte zurück bleiben(駆け込み乗車はおやめください) も言わないし。これをユニークに言う車掌もいて、それはそれで車内がクスクスして面白いのだけど。
 
運転席まで走ってお礼を言いに行きたかったけど、乗り換えのため、叶わない。その場で心から、Ich wünsche Ihnen auch!と祈ったわたし。
思いがけないクリスマスプレゼントをもらったようで嬉しかったなぁ。
これだけで元気になれちゃうわたしってなんて簡単なんだ、と思ったけど、その日一日、嫌だなぁと思っていた仕事も頑張れたし、とてもいい気分で過ごせた。ありがとう。
 
さあ、今年最後の日曜日、easy Sunday でいきましょー!
 

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