A先生へ

先日の「るるるる」での出店はうまくいきました。初回の反省点(材料を忘れて買いに行く×2回、タルトが焦げて焼き直す、チーズケーキのFüllung流れ出す、Zwetschgendatschiに乗せていたStreusel溶ける)は改善できたのですが、前日の仕込み時間が足りませんでした。今はご厚意に甘えてなんとかなっているのですが、一番アウトなやつなので、なんとかせねばと思っています。

そして今回の出店に向けてApfelstrudelを試作していたのですが、完成せず断念しました。天板の上でそのまま焼くÖsterreichischではなく、卵と生クリーム、砂糖を合わせたプリン液のようなものを入れて焼き上げるBayerischです。まだまだ味も見た目も、また食べたい!と思えるものには程遠いのですが、いつか先生にも召し上がっていただけるようにレシピの完成を目指します。

先生に触発されて、旅行に出たのは正解でした。美しい自然の中に身を置けたことは本当によかったです。お金がないから、目的のお菓子教室だけに行って、日帰りにしておこう。と最初は諦めていたのですが、安宿と日帰り温泉でいいじゃん!と気付き、ドイツ人の友人を見習ってFrühstückやSnackを準備したりと倹約的で健康的に過ごしました笑。登山中にドイツ語が聞こえてきたので、すれ違ったカップルに”Viel Spaß!„と挨拶できたのはとても嬉しかったです。相手は驚いていましたが、コミュニケーションできる言語があるって本当にいいな〜と自己満足しておりました。(研修旅行の時に、これくらい話せたらずいぶん違ったはずですが、話せなかったからこそ、よかったこともあるのかもしれません)

研修旅行は大学時代のわずか1ヶ月間でしたが、わたしには進路、職業、人生に、今も影響を与え続けています。10年以上経ってもいまだにこうして、先生や研修旅行を通じて知り合った友人や先輩と繋がっていれるのは、本当にありがたい限りです。
寒くなってきたのでご自愛の上お過ごしください。こちらにいらっしゃるときはぜひご連絡ください。わたしもまた思いつきで旅したときは、いきなり報告します。

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