ザッハトルテ、表面のチョコレートがシャリシャリしてなくても良いんです。ドイツには、これをザッハトルテと呼びますよ、呼んで良いですよという決まりがあって、教科書に載っているので紹介します。
チョコレート生地について
・小麦粉とWeizenstärke(日本でいう浮き粉、小麦粉から作られたデンプン)の割合を100とすると
・最少、小麦粉類同量(100)のチョコレートもしくはカカオパウダー
・最少、小麦粉類同量(100)のバター※使用する油はバターのみ。マーガリンやその他オイルは認められません
・最少、小麦粉類の2倍(200)の全卵
を使用すること。
間に挟むジャムについて
・アプリコットジャムで、果肉45%以上を使用したもの。こちらではAprikosenkonfitüre EXTRAと分類されるもの
コーティングについて
・クーベルチュールチョコレート(カカオバター31%以上、無脂肪のカカオ固形分2.5%以上)もしくはチョコレートフォンダン※Fettglasur(日本でいうと、コーティングチョコレートもしくはパータ・グラッセ)は認められません
そう、最後のコーティングがクーベルチュールでもOK、つまり、シャリシャリしてなくてもOKというわけです。